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買った後に後悔しない。遠近両用フレームの選び方。

「最近、近くが見づらくなってきたな~。いよいよ遠近両用メガネかな...」

「でも、待てよ...」

「とは言っても、どんなフレームでも作れるのかな?」

「そういえば、大きいフレームの方がいいよ、って誰かから聞いたことがあるな。。」

 

といったようなことが頭に浮かんでくる人も多いかと思います。

 

では、実際のところどうかというと

どんなフレームでも作れるわけではありません。

 

極端にフレームの上下幅の狭いフレームは遠近両用レンズは入りません。

(極端でなければ、幅の狭いフレームでも入ります)

これは、遠近両用レンズの構造を理解すると分かりやすいので、説明しますね。

 

遠近両用レンズの構造は?

遠近両用レンズの度数の分布は、下図のとおり、

上部から下部にかけて、度数が変化していきます。

ws000056

つまり、ある程度の上下の幅がないと

近方の度数まで入らないということです。

 

ただ、最近はフレームのデザインも多様化して

「上下幅の狭いフレームで作りたい!」

というニーズも確かにあります。

 

そこで、メーカーでも上下幅の狭いフレームでも

入るようなレイアウトの遠近両用レンズを用意しています。

なので、極端に上下幅の狭いフレームでなければ

遠近両用メガネは作れます。

 

じゃぁ、遠近両用レンズが入ればどんなフレームでもいいのか、

というとそうでもなく、

ここからが本題の【選び方】という話しになります。

(お待たせしました。汗)

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レンズレイアウトは大きく分けると2タイプ

遠近両用レンズは、レンズ上部の遠くを見る部分から、

下部の近くを見る部分まで徐々に度数が変化していますが、

この度数の変化している部分を累進帯(るいしんたい)といい、

この累進帯の長さを累進帯長(るいしんたいちょう)と呼びます。

 

ws000057

 

この累進帯長は長いものから短いものまでありますが

この長さの違いによって

同じ度数でも【見え方】や【使い勝手】は変わります。

 

 累進帯長の長いタイプ累進帯長の短いタイプ
レンズレイアウトレンズレイアウトレンズレイアウト
ユレ・歪み小さい大きい
視野広い狭い
目の上下の回旋量多い
目を上下に動かす筋肉を多く必要とします。
少ない
近方視がしやすくなります。

 

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加入度数による見え方の違い

もうひとつ、遠近両用の見え方に影響を及ぼす要素が

加入度(かにゅうど)です。

これは遠方を見る度数と近方を見る度数の差のことを言います。

 

度数の差

 

 

この加入度は、年齢を重ねていくと老視(調節力の衰え)が進む

ことによって、大きくなっていきます。

 

当然それに合わせて眼鏡をつくっていきますが

加入度が強くなるほど歪みが大きくなり、

視野が狭くなっていきます。

 

 弱い加入度中位の加入度強い加入度 
レイアウトlayout_03layout_05layout_07
年齢の目安40歳~45歳45歳~55歳55歳~60歳
ユレ・歪み
ユレ・歪みをあまり感じません。初めての場合、慣れやすい

少しユレ・歪みを感じます。初めての場合、慣れるまで少し時間がかかる。

ユレ・歪みを最も感じます。初めての場合、慣れるまで 相当練習が必要。
視野広い
遠方部・中間部・近方部の視野が広い。

遠方部・中間部・近方部の視野がやや狭くなる。
狭い
遠方部・中間部・近方部の視野 が狭い。

 

加入度によって、このように見え方が変わってきますので

初めて遠近両用を作る場合、

早めの方(年齢が若いうちから)が良い

というのはこのような事情もあるからです。

 

もう一つは、若いほど順応力が高いため

慣れやすいということもあります。

 

また、遠近両用の場合、下目づかいで近くを見るため

【眼の回旋力】が必要になりますが、

これも若いうちの方が楽にできます。

 

ws000061

 

もし、年齢が高い方で、初めて遠近両用を作る場合は

加入度数を弱めにして

徐々に慣らしていくのが良いでしょう。

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まとめ

もうお分かりかと思いますが、遠近両用メガネを作る場合、

 

デザインに強いこだわりがなければ

上下幅の広いメガネを選んだ方が、

歪みも少なく、視野も少し広くなって、見やすくなる

ということです。

 

特に加入度の強い年齢の高い人ほど

上下幅の広いフレームの方が

より良い選択ということになります。

 

 

 

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