一石二鳥!跳ね上げメガネ
「跳ね上げ式メガネ」と聞いて、
ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
これは昔からあるメガネなんです。
ただ現在は種類も少なく、扱っているメガネ店もあまりありません。。(寂)
では、この跳ね上げ式メガネとは、どういうメガネかというと、
レンズが入っている前枠の部分が
上に跳ね上がる構造になっているメガネのことです。
こんな感じ!
↓
どんな時に使うの?
じゃぁ、跳ね上げ式メガネっていうのは分かった、と。
では、どういう時に使うと便利なのか、
お悩み別に説明しますね。
お悩み・その① (老眼になっている方)
■近視の方の場合
「最近、老眼が入ってきたせいか、近くを見るときに
メガネを外さないと見えないんだよね、
でも掛けはずしが面倒くさいよなぁ...」
■正視の方の場合
「老眼をかけて近くを見るのはいいけど、
遠くを見るときにいちいちメガネを外すのが
面倒だなぁ...」
お悩み・その2 (遠近両用では見にくい方)
■近視の方で遠近両用メガネでは見にくい方①
「遠近両用を使ってるけど、近くを見るときは、
メガネを外した方が見やすいんだよね、
だからついついメガネを外して見てしまうんだよなぁ...」
※遠近両用は近方視野が狭いため、度数が合っていても見えにくく感じます。
特に遠近両用の近方度数が0(ゼロ)に近い(裸眼と同じ)場合は
外した方が視野が広いためつい外して見てしまいがちになります。
■近視の方で遠近両用メガネでは見にくい方②
「普段は遠近両用メガネで不自由はないけど、
どうしても近くをハッキリ見たい時があるんだよね」
※遠近両用メガネに慣れれなかった方も
跳ね上げ式メガネにすることによって
掛け外しの煩わしさから解放されます。
お悩み・その3 (仕事上、近くの視野を広く必要な方)
■「仕事(製造業)で、近くの作業をするんだけど、
遠くも見ることもあるんだよ。
でもいちいちメガネを外して、その辺に置くことが
出来ないんだよねぇ仕事の都合上...」
■顕微鏡を覗く方
「顕微鏡を覗いてる時はいいけど、歩いたり、
パッと遠くを見たとき、いちいち外すのがちょっと…」
お悩み・その4 (趣味など、その他)
■「釣りの時に、遠近だと視野が狭くて
手元作業がしにくいんだよね…」
■「運転中眩しい時に、メガネを取り出してかけるのが面倒だし
危ないんだよね」
跳ね上げ式は構造が2種類
大体お分かりいただけましたでしょうか?
でも、まだ少し続きます...
実は、この跳ね上げ式には、
単式と複式という2種類の構造があります。
単式というのは、前面にレンズが2枚(左右1枚づつ)入る
跳ね上げ式です。
今まで説明していたものが単式です。
複式というのは、前面にレンズが2枚(左右1枚づつ)
後面にもレンズが2枚(左右1枚づつ)合計4枚入る跳ね上げ式です。
ただし、フレームとレンズが倍になりますので、
重量がその分重くなってしまいます。
複式跳ね上げメガネの利用法
では、複式の跳ね上げ式メガネはどういう時に
便利かというと、強い近視の人の場合や
強い遠視の人の場合です。
強い近視の人は、メガネを外して裸眼で近くを見ようとすると
相当近づかないとピントが合いません。
40cmくらいで見ようとすると、弱い近視が必要になるんですね。
つまり、【複式】を使うことによって
下図のように40cmくらいでピントが合うようになるのです。
逆に強い遠視の人は、メガネを外して遠くを見ようとすると
遠くがぼやけて見えません。
遠くを見るときも遠視の度が必要になるんです。
下図のようにすると遠くも近くも見えるようになります。
他にも【複式】の場合は、前面のレンズに色を付けることによって
跳ね上げ式のサングラスとしても使用することができます。
もちろん、【単式】でも出来ますが、単式の場合は目がいい人(正視)でないと
あまりメリットはありません。
前面のレンズに色を入れておきます。
いかがでしたでしょうか?
このように、跳ね上げ式は工夫次第で便利に使うことができるメガネなので
興味を持った方や、聞いてみたい事があれば、お気軽にお店に来てください!
種類・デザインも多数ありますよ!
最近はこんなデザインも!
普段は、普通のカッコイイメガネ。
なんとっ 垂直に上に跳ね上がります!
(ヤバイ。キュベレーみたいでカッコイイ)