目の傷は危険信号!
みなさん、目にも傷がつくというのはご存知でしょうか?
実は、この小さな目の傷(角膜表面にできた傷)から
目の病気が起き始めることが多いのです。
この傷というのは
角膜表面の上皮(じょうひ)細胞が部分的に欠損した状態のことです。
これは、コンタクトレンズの汚れ、乾燥、ドライアイ、
コンタクトレンズとケア用品の不適合による反応など
コンタクトレンズ使用者に多く見られます。
上皮細胞は、代謝が活発で修復速度も早いので
軽度であればコンタクトレンズを外しておけば自然治癒しますが
そのままコンタクトレンズを使い続けたりすると、いつまで経っても治りません。
しかも、この傷は軽度のときは、あまり自覚症状がなく
あっても軽い異物感であったりと、自身では判断ができません。
そして、一番怖いのが
この傷がついた状態というのは
バリア機能が低下して、細菌などに感染しやすい状態であることなのです。
さらに進行すると…
さらに進行すると傷が深く大きくなり
角膜の深い部分の実質層まで欠損する角膜潰瘍(かくまくかいよう)へと伸展します。
激しい痛み、充血、目ヤニなどの症状があります。
治癒した後も混濁が残ることがあるため、その部分の透明度を失います。
そして、細菌感染を伴った場合、失明にいたることもあります。
未然に防ぐには
では、このようになる前に防ぐには、定期的な眼科の受診や
何かいつもと違うと感じたら受診することしかありません。
軽度の傷の場合は、自覚症状が出にくいので
自身で発見することはできませんので。
早期に発見し、バリア機能が低下した細菌に感染しやすい状態を
感染を起こす前に早く治療することが重要となります。
【感染防止】がポイントです。