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ドライアイの3つの原因と対策

コンタクトレンズを使っている人、ほとんどの人が感じると思われる

【乾燥】

 

乾燥してくると、ショボショボしてくる、シバシバしてくる、

ゴロゴロしてくる、目が疲れる見えにくくなる

など、様々な自覚症状が出ます。

 

では、この不快な乾燥の原因とは何でしょうか?

それは、主に3つの原因が考えられます。

 

 

1つは、スマホの長時間使用パソコンの長時間作業です。

特にスマホの利用時間が長くなっているのが気になりますね。

 

スマホを所有する15歳以上60歳未満の男女(N=2,750)を対象に

一日にどれくらいスマホを利用するか聞いたアンケートでは

「2時間3時間未満」の割合が最も多く、22.4%で

3時間以上の割合を合わせるとなんと46.0にもなります。

 

スマホの利用時間

 

ではなぜ、スマホやパソコンの時に乾燥しやすくなってしまうのか?

 

これは、ひとつのものをずっと見つめていると

まばたきの回数が減ってしまうからなのです。

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まばたきの重要な役割

まばたきは、角膜を刺激し涙腺からの涙の分泌を促す働きをしています。

 

また、涙は何もせずに10秒ほど過ぎると所々にすき間ができて

角膜が露出した部分が生じてしまいますが、

まばたきをすることで涙が角膜全体に均一に押し広げられ

すき間ができるのを防いだりもします。

 

生まれて間もない赤ちゃんにはほとんどまばたきは無く、

幼児で1分間に3回から13回、

小児では8回から18回、

成人男子では約20回、

成人女子では約15回と、

年齢とともに回数は増えていきます。

 

 

ところが、スマホやパソコンで、手元を長時間凝視すると、

まばたきの回数は極端に減り、1分間に34回しか行なわなくなり

眼の疲労やかわきを訴える人が多くなるというわけです。

 

これを防ぐには、意識的にまばたきの回数を増やすことが肝要です。

 

他にも、休憩をすることによって凝視状態から免れるため、休憩も効果的です。

厚生労働省のガイドライン※では、1時間につき10~15分の休憩をすすめています。

※出典VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン(基発第0405001)

厚生労働省安全衛生部労働衛生課編、VDT作業における労働衛生管理(ガイドラインと解説),P104-116,2002

 

 

まばたきをしてるけど、乾くという方は、

まばたきが浅い場合(完全に閉じていない)がありますので

意識的にしっかりと閉じるようにまばたきしてください。

 

特に目の大きな方は、まばたきしても閉じ切らない人が多いようです。

 

もうひとつの対策として、画面を見下ろすようにして見る

目の開口幅が狭くなるので、その分空気にさらされる目の表面積が少なり

乾燥しにくくなります。

ただ、デスクトップパソコンの場合は難しいですが。。

 

 

2つめの原因は、エアコンなど空調設備による影響です。

 

エアコンは室内の湿度を下げ、空気を乾燥させます。

涙は、このように乾燥した空間では蒸発も多くなり、目の乾燥に繋がります。

洗濯物も乾燥した部屋の方が、乾きが早いですよね。

 

特に職場では、席が移動できない場合には

エアコンの風が直接目に当たってしまう!

ということもあるかもしれません。

 

このようにエアコンを使用した環境にいる場合は

加湿器によって湿度を調整したり、

エアコンの温度設定をこまめに調節したりして

環境を改善するようにしましょう。

 

 

3つめの原因は、コンタクトレンズそのものです。

 

えっ!コンタクトレンズが原因?と思う方も多いかと思いますが、

実はこの影響が一番かもしれません。

 

ソフトコンタクトレンズ(使い捨て含む)は含水性で、

コンタクトレンズの水分を一定に保持するために涙を奪っていきます

これが乾燥の原因となります。

 

また、コンタクトレンズは、涙の中に位置しますので

裸眼の人に比べると、表面の涙の層が薄くなり、より涙が蒸発しやすくなります。

 

コンタクトレンズは涙を奪っていきます

 

これを解決するには、コンタクトレンズをしない

が一番です。(当然ですが…汗)

 

でも、コンタクトレンズは外せない、という方は

コンタクトレンズの素材を変えるという方法があります。

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乾燥に強いソフトコンタクトレンズ

ソフトコンタクトレンズの素材には、大きく2つの素材があります。

 

従来からの「ハイドロゲル素材」

新しいシリコーンハイドロゲル素材

 

そして、新しいシリコーンハイドロゲル素材が乾燥に強い素材になります。

 

このシリコーンハイドロゲル素材は、

もともとのコンタクトレンズの水分量が低く

かつ水分の蒸発が少ないという特徴があります。

 

そこで、それぞれの素材で乾燥の実験比較をしてみました。

それぞれ室内で放置し、どの位乾燥するかを検証。

 

シリコーンハイドロゲル素材

 

30分後、従来レンズは水分が蒸発し、小さく縮んでしまいましたが、

シリコーンレンズは、やわらかいまま、大きさもあまり変化せず、

乾燥に強いという結果になりました。

 

実は、他にもこのシリコーンハイドロゲルレンズは

従来素材の3~5倍酸素を通す、という特徴もあります。

 

乾燥に悩んでいる方は、

一度シリコーンハイドロゲルレンズを試してみてはいかがでしょうか。

→ 乾燥に強いコンタクトレンズを知っていますか?

 

 

また、乾燥全般についての対策として

かわき目用の目薬を併用することも効果的です。

 

目薬も何でも良いというわけではありませんので

眼科受診して目に合った目薬を処方してもらってくださいね。

 

 

関連記事

 → その「見えにくい」原因は●●かも

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目を温める

他にも、ドライアイの対策として効果的なのは

目を温めることです。

 

目を閉じて、その上に温かいタオルを乗せると、まぶたが温まり、

マイボーム腺から分泌される油分が柔らかくなって分泌されやすくなり、

涙の層が安定して蒸発しにくくなります。

 

また、疲れにも効果的ですので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。

 

マイボーム腺について 

→ アイメイクで乾燥?!

目を温める

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